地方から東京23区内の大学進学は2万6222人で横ばい 都が定員増の抑制撤廃求め要望「合理性乏しい」
<深掘りこの数字>
東京への一極集中を是正しようと東京23区内の大学の定員増を抑制する国の制度について、都が10月、早期撤廃を求める緊急要望を国側に提出した。都は学生数が増えているのは、地方ではなく近隣県からの進学が増えたためと主張。規制は「合理性が乏しい」と反発している。◆09年度以降、1都3県は2万人増も地方は横ばい23区内の大学への進学者の出身地別の内訳を見ると、21年度は都内が3万5785人、埼玉・千葉・神奈川が3万9641人、それ以外の地方が2万6222人だった。