【自力でコロナを生き抜く中国の市民】「薬を手に入れるのがこんなに難しいなんて思ってもいなかった」
世界で最も厳しかった新型コロナウイルス対策が突如終了した後、感染が急拡大している中国で、政府から支援を得られない市民が医薬品などを融通し、助け合いで生き抜こうとしている。先月発熱したシェア・シュエさんと娘は40度の高熱を出していることが分かったが、解熱剤「モトリン」の期限は切れていた。「薬を手に入れるのがこんなに難しいなんて思ってもいなかった」とシュエさん(31)は南部・広東省広州市から振り返る。