「これだから女は」共働き率1位の福井県、実は男性中心社会 新幹線開業後は女性活躍がポイントに
実家の農業を手伝おうとすると、「女にはできない。はよ、婿もらえ」「公務員と結婚を」と家族や周囲から勧められた。見合い相手候補のプロフィルの備考欄には、高い確率で「家事育児手伝います」とあった。「手伝う? はあ?」国が打ち出す「女性活躍社会」という言葉に違和感を抱く女性は少なくない。結婚を考え始めた同県福井市の道子さん(29)=仮名=は、多忙に加え、会社以外の人とのつながりがない人生に疑問を持ち、退職した。