【福岡】湯入れ替え「年2回」大丸別荘 福岡県、虚偽報告疑いで刑事告発へ
福岡県筑紫野市の老舗旅館「二日市温泉 大丸別荘」が大浴場の湯を年2回しか入れ替えていなかった問題で、県保健所の調査に虚偽の報告をしたとして、県が近く県警に刑事告発する方針を固めたことが県などへの取材で判明した。公衆浴場法や旅館業法の違反に当たる可能性があるとみて、県警に相談している。県によると、旅館の利用者が体調不良を訴え、医療機関で細菌感染症「レジオネラ症」と診断されたため、県保健所が2022年8月に旅館を立ち入り検査し、大浴場の湯から基準値の2倍のレジオネラ属菌が検出された。