【人災】人の気配が消えた街 違法建築横行で被害拡大 「パンケーキクラッシュ」が多数 トルコ地震
大地震で2万人以上が死亡したトルコ南部ハタイ県。被害が集中した県都アンタキヤを2日に訪れると、人の気配が消えて建物の巨大ながれきだけが残る場所があちこちにあった。倒壊を免れた建物も亀裂が入ったり傾いたりしており、住める状態ではない。がれきを運ぶ大型トラックだけが通りを行き交っていた。(トルコ南部アダナ 佐藤貴生、写真も)女子大生のイゼルさん(22)は、市内の一角にある自宅の庭にテントを張るなどして家族や親類15人と屋外で過ごしている。