【子宮頸がん】HPVワクチン「男性も打ちたい」 肛門がんも予防、国が議論始める
女性の子宮頸(けい)がんを防ぐワクチンの積極的勧奨を、国が再開してから約1年が経つ。子宮頸がんの主な原因は性交渉によるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染だ。ワクチンには男性の肛門(こうもん)がんなどを防ぐ効果もあるとされ、男性が接種する国も多い。日本でも、男性の定期接種化に向けた議論が始まった。(神宮司実玲、後藤一也)「ちょっと大事な話があるんだよね」
2021年夏、国際基督教大学の川上詩子さん(21)は、少し硬い表情で服部翼さん(20)に言った。