ヨーカ堂不採算店舗の閉鎖検討 セブン&アイが合理化案
流通大手のセブン&アイ・ホールディングスが、傘下の総合スーパー、イトーヨーカ堂の不採算店舗閉鎖を含むグループ全体の合理化策の案をまとめたことが9日、関係者への取材で分かった。不採算店舗の一部は食品のみを扱う業態に変更することも盛り込んだ。同日の取締役会で協議し、公表する見通しだ。セブン&アイを巡っては、「物言う株主」として知られる米投資ファンドが、イトーヨーカ堂などの低収益部門を切り離し、稼ぎ頭のコンビニ事業に経営資源を集中するよう求めている。