進む拘置施設集約 バス1時間1本…弁護士「被告の人権守られぬ」
刑事裁判を受ける被告らが収容される拘置所。全国に8カ所あり、拘置支所も100カ所近くあるが、各地の拘置支所がここ数年、相次いで廃止されたり、収容を停止したりしている。この動きに抗議しているのが、日本弁護士連合会をはじめとした各地の弁護士たち。その背景を探った。弁護士「青天のへきれき」
「1971年建設で老朽化した長崎拘置支所の建て替えは困難で、収容業務を停止し、長崎刑務所に集約することで対応したい」長崎県弁護士会は2月上旬、長崎刑務所(同県諫早市)からこう伝えられた。