【秋田】“80歳祝い金”廃止案に反対が噴出、市議会が否決 市長「少子化対策に理解を」
秋田県仙北市議会は17日、市が提案していた80歳の敬老祝い金や、消防団員が退職する際に家族に支払ってきた慰労金を廃止する条例制定案を反対多数で否決した。財政難に悩む市はこうした予算を少子化対策に充当したいと理解を求めたが、高齢者層を中心に反発は根強く、議会側が退けた。市によると、敬老祝金条例は高齢者を敬い、福祉の増進に寄与することを目的に毎年9月に満80歳に5000円、満100歳に10万円を支給するとしている。