縮む兵庫、人口540万人割れ 転出超過は全国最多 県内企業への就職率2割強、出生数も目標値届かず
旧五国から成る多様性を誇り、「雄県」を自称してきた兵庫県。しかし、それを支える人口の減少が止まらない。推計人口は2009年11月の560万人から下降線をたどり、23年1月には540万人割れ。転出超過にも歯止めがかからず、21年には6879人(日本人のみ、国際移動含む)で全国最多と、高水準で推移する。県は「60年に450万人」の目標を掲げるが、縮む兵庫をどこまで抑えられるか、大きな課題が横たわる。