福島第一原発1号機の原子炉真下を初調査 デブリ撤去の難題あらわに
政府と東京電力は30日、福島第一原発1号機の原子炉の真下にロボットを入れた調査で、溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)や設備の残骸とみられる大量の塊を確認したと発表した。原子炉を支える台座で鉄筋がむき出しになるなど、激しい損傷が明らかになった。1号機の原子炉の真下のロボット調査は原発事故後初めて。29日に始めた原子炉真下の調査では、発電時に核燃料が入る圧力容器の底にある筒状の設備が落下し、その筒の中に燃料デブリとみられる塊が入っている様子が確認された。