安楽死などの導入法案作成へ 仏大統領、市民会議の結論受け
フランスのマクロン大統領は3日、安楽死や自殺ほう助といった「死への積極的援助」の導入に関する法案を夏の終わりまでに作成するよう政府に求めると表明した。積極的援助の導入に過半数が賛同した市民会議の結論を受けて演説した。仏メディアが伝えた。フランスでは2016年に終末期患者の意識を低下させる鎮静薬投与を医師に認める法律が成立したが、オランダなどで認められた患者の意思により医師が薬物などで死に導く安楽死や、スイスで認められる、医師が処方した薬物を患者が自ら使用する自殺ほう助は禁じられている。