赤十字、財政難で人員削減へ 20拠点閉鎖、各国に協力要請
赤十字国際委員会(ICRC)は4日、財政難を受け、今後1年間に全世界で職員約1500人を削減し、350ある拠点のうち20カ所を閉鎖する方針を明らかにした。ロシアの侵攻を受けているウクライナなど紛争地での活動を優先して維持するための措置としており、各国に一層の資金提供などの協力を訴えた。ICRCは今年の活動資金として約28億スイスフラン(約4060億円)を必要としていたが、各国から予定されていた拠出金の未払いや、昨年からのインフレの影響で財政状況が悪化。