函館市、最低賃金下回る報酬支給 非正規職員61人に1年間 違法状態を「事実上放置」
【函館】函館市が2021年10月から22年9月までの間、市教委が採用する非正規職員計61人に対し、最低賃金を下回る報酬の支給を続けていたことが分かった。市は当初から認識していたが、22年10月に報酬額を改定するまで違法状態を事実上放置。今年に入ってから差額分の総額21万7242円を支給した。市によると、61人は「技能労務補助職」にあたるパートタイムの会計年度任用職員で、用務員や給食調理員が休んだ際の代替職員など。