東京都内の銀行預金残高352兆円に 全国の3割超 「預金の一極集中」進む
<深掘りこの数字>
東京都内の預金残高が伸び続けている。日銀の統計によると、各年3月末の銀行預金残高は2022年に約352兆円と、統計を開始した直後の1999年から2倍超に増えた。都道府県別の割合も東京が最も高く、「東京に預金が集中する」(エコノミスト)現状が浮かび上がった。◆若者の東京流入が背景か
都がまとめた資料によると、全国の銀行預金残高は約927兆円(21年3月末)で、都道府県別(口座を開設した支店の所在地)で見ると東京が全体の3割超を占めた。