少子化財源「社会保険や税で」 こども庁長官が就任会見
こども家庭庁の初代長官に就任した渡辺由美子氏が12日、同庁で就任記者会見を行った。政府が3月末にまとめた「異次元の少子化対策」のたたき台を実現する上で必要な安定財源について、「社会保険のシステムで出てくる財源、税、歳出改革の組み合わせでしかない」と述べた。政府はたたき台のうち、児童手当の所得制限撤廃など今後3年間で集中して取り組む施策を「加速化プラン」としてまとめており、渡辺氏は「財源確保を含めて、プランをまず軌道に乗せなければならない」と強調した。