馳浩・石川県知事がメディアに仕掛けた「反則技」 定例会見「私物化」から「知る権利」を考える
連載<政治とメディア 憲法インタビュー>
(1)阿武野勝彦・東海テレビ報道局ゼネラルプロデューサー「政治」によるメディアへの圧力が強まり、日本国憲法で保障された「表現の自由」が脅おびやかされている。安倍政権下では首相補佐官が総務省に介入し、放送法上の「政治的公平」の解釈が事実上変わった。石川県では、自治体トップの馳浩はせひろし知事が情報公開の場である定例記者会見を開く「条件」に、民放テレビ局の社長出席を要求し、膠着こうちゃく状態が続く。