不正発覚による倒産が過去最多 「サービス」「運輸・通信」業で半数占める
コロナ特例「ゼロ・ゼロ融資」の終了に物価高、人手不足と、依然続く企業の厳しい経営環境。経営が傾くと、増えてくるのがコンプライアンス違反だ。帝国データバンクによると、昨今コンプライアンス違反を犯したことが明るみに出て、倒産に至るケースが増えているという。帝国データバンクは2005年4月から23年3月までの18年間において粉飾や業務違反、脱税などのコンプライアンス違反が判明した企業の倒産(以下、コンプライアンス違反倒産)を分析した。