宅配大手3社、3月期決算の営業利益が減益…「荷動きの伸び鈍化」「コスト増加」
宅配大手3社の2023年3月期連結決算が15日出そろい、本業のもうけを示す営業利益は全社が減益となった。人件費やトラック燃料費の膨張が響いた。電子商取引(EC)に陰りが出ており、運転手不足が深刻化する「2024年問題」への対応も急務と、先行きの不透明さが増している。ゆうパックを手がける日本郵便が15日発表した郵便・物流事業の営業収益は、前期比2・1%減の1兆9978億円、営業利益は同67・8%減の328億円だった。