長野「4人殺害」事件 地元紙が報じた両親の”肉声”から「特殊な親子関係」が浮き彫りに 専門家が指摘する「見過ごされたサイン」
■東海大学に進学
「東京家族ラボ」を主宰する家族問題評論家の池内ひろ美氏の指摘だ。「自分の子供がADHD(注意欠如・多動性障害)の可能性を指摘されたことを意味するため、一般論としてはこの時点で両親は専門医などに相談して、子供との適切な接し方を学ぶ機会を得たはずでした。しかし親の側で“子供はそんなもの”と勝手に結論を出して、問題と真正面から向き合うことを避けるケースは現実に多く、それが子供の成長やコミュニケーション能力の形成にマイナスとなるケースは少なくない。