【潮流】欧米諸国で進む「大麻合法化」の根拠となっている「よい薬物/悪い薬物」論の破綻と反レイシズムの運動
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※略
日本のように薬物の使用を犯罪とし、本来保護されるべき依存者を処罰していることが、人権への侵害と見なされるようになるかもしれない。■薬物に良し悪しなどなく、あるのは「使い方」の良し悪しだけ「ドラッグ合法化」というと、どのような薬物も嗜好品として自由に楽しめるレッセ・フェール(自由放任)を思い浮かべるかもしれないが、欧米諸国が進める「麻薬政策の転換」とは「すべての薬物を法の下で管理すべきだ」という主張をいう。