国連マリPKO終了、部隊撤収へ 安保理、ワグネル反乱の影響懸念
国連安全保障理事会は6月30日、西アフリカ・マリの国連平和維持活動(PKO)の任務を同日付で終了し、部隊を半年かけて撤収させる決議案を全会一致で採択した。マリ暫定政権はロシアの民間軍事会社ワグネルとの連携を強め、PKO撤退を要請。ワグネルの武装反乱がマリ情勢に与える影響が懸念される。米国のデローレンティス国連次席大使代行は安保理で決議採択後に「国連には(PKOの)資機材がワグネルや過激派組織の手に渡るリスクを最小限にする責任がある」と注文を付けた。