原発処理水 IAEAの報告書 きょう首相に 放出時期詰めの検討へ
福島第一原発にたまる処理水を基準を下回る濃度に薄めて海に放出する方針をめぐり、岸田総理大臣は4日、IAEA=国際原子力機関から報告書を受け取ります。安全性を評価する内容になるとみられ、政府は、夏ごろとしている放出開始の具体的な時期について詰めの検討に入ることにしています。東京電力福島第一原子力発電所にたまるトリチウムなどの放射性物質を含む処理水について、政府は基準を下回る濃度に薄め、夏ごろから海への放出を始める方針で、必要な設備の性能確認などの準備はおおむね整っています。