プルトニウムを利用 高速実験炉「常陽」が審査合格【茨城】
07月26日 12時35分
国が実用化を目指す次世代原子炉のひとつで、プルトニウムを利用する高速炉の国内唯一の実験施設「常陽」について、原子力規制委員会は運転再開の前提となる審査に合格したことを示す審査書を正式にとりまとめました。茨城県大洗町にある「常陽」は、原発の使用済み燃料から取り出したプルトニウムを再び燃料に使う高速炉を開発するための小型の実験炉で、規制委員会はことし5月、「常陽」の安全対策が規制基準に適合しているとする審査書の案をまとめ、一般からの意見を募っていました。