【千葉】「集団で襲ってくる」「井戸に毒を入れた」…関東大震災から100年の今、「福田村事件」が問う“日本人の本性”
西岡研介(フリーランスライター)
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【写真】「朝鮮人が井戸に毒を入れた」100年前と同じ文句が飛び交うこの国の現実タイトルにもなった「福田村事件」は1923年、関東大震災の発生から5日後の9月6日、千葉県東葛飾郡福田村(現在の野田市)で起こった。震災発生(9月1日)直後から、帝都東京で飛び交った「朝鮮人が集団で襲ってくる」、あるいは「井戸に毒を投げ入れた」などの流言飛語は、瞬く間に福田村など近郊の町村に伝播した。