「退屈しのぎで」唐招提寺金堂(国宝)に爪で傷 カナダ国籍の少年を書類送検
奈良市五条町の唐招提寺金堂(国宝)の柱に傷を付けたとして、奈良県警奈良署は24日、文化財保護法違反の疑いでカナダ国籍の少年(17)を書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。捜査関係者によると「退屈しのぎだった」と話しているという。書類送検容疑は、家族と一緒に旅行で奈良市を訪れていた7月7日午後1時10分ごろ、唐招提寺金堂の木製の柱に爪で「J」(縦4センチ、横5センチ)、「Julian」(縦2・5センチ、横10センチ)と彫って傷を付けた疑い。