自民・寺田稔前総務相を任意聴取 衆院選で市議らに報酬支払いか
2021年10月の衆院選で、選挙運動を手伝った地方議員らに報酬を支払った疑いがあるとして公職選挙法違反容疑などで刑事告発された自民党の寺田稔前総務相(65)=広島5区=から、東京地検特捜部が任意で事情を聴いたことが関係者への取材で判明した。寺田氏は関与を否定したとみられる。大学教授らが特捜部に提出した告発状によると、寺田氏の陣営は衆院選公示日の21年10月19日、広島県内の市議や町議ら11人に1人当たり2000円~1万円程度、計約6万8000円を支払ったとしている。