気軽なシェアサイクルの悩み 努力義務のヘルメットかぶってもらえず
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旅先で、あるいは地元のちょっとした用事で。いつでも乗れる気軽さを追い風に普及してきたシェアサイクルが思わぬ悩みを抱えている。今年4月から全員に着用が努力義務化されたヘルメットだ。コロナ禍明けのにぎわいが続く日本海側有数の観光都市・金沢市。街のあちこちを、緑色の電動アシスト自転車が走っている。市が2012年に始めたシェアサイクル「まちのり」は、コロナ禍で観光客が減った間も、小回りが利くため多くの市民が利用し、対象エリアは広がり続けている。