【長野】トリデロック遺跡の石器、国内最古の石刃と判明…渡来史解明に影響「ユーラシア大陸の最古段階と同様の石器群が日本にあった」
長野県佐久穂町のトリデロック遺跡で今夏、後期旧石器時代初頭の石器が見つかり、年代測定で29日までに国内最古となる3万6900年前の石刃(せきじん)石器群と判明した。年代、石器の特徴とも、同遺跡から北東に約30キロ離れた香坂山(こうさかやま)遺跡(同県佐久市)と共通する。同様の石刃をもつ石器群は、ホモサピエンス(新人)がユーラシア大陸を西から東に移動した際に大陸各地に残している。