神宮外苑再開発派の正体…無視される「緑の割合は約25→30%に、樹木の本数は1904→1998本に増加」という不都合な真実 (佐藤健太氏)
佐藤健太
明治天皇と昭憲皇太后を御祭神として初詣で日本一の参拝者数を誇る明治神宮(東京都渋谷区)が、1920年の創建から100年が過ぎた今、揺れている。外苑の再開発をめぐり国連の関係機関が中止を要請し、これに宗教法人・明治神宮など事業者側が反論するバトルが繰り広げられているのだ。ただ、再開発反対派には来年夏に予定される東京都知事選をにらんで小池百合子知事を巻き込もうとする勢力もあり、それぞれの思惑が複雑に交錯している。