物価高やコロナで「ホーユー」など業者撤退、公立高の学食ピンチ…弁当注文・コンビニに切り替えも
公立高校の学校食堂(学食)が苦境に陥っている。各地で学食や給食事業などを運営してきた「ホーユー」(広島市)が業績不振で事業停止となって業界の現状に注目が集まったが、物価高やコロナ禍の直撃で事業から撤退する業者が現れている。学校側は生徒の利便性を守ろうと対応に追われている。(三浦孝仁、北瀬太一)■150か所契約の「ホーユー」が破産手続きホーユーは、広島県や大阪府、京都府などの高校や特別支援学校を中心に学食や給食の運営を手がけていたが、契約する計約150施設で、9月上旬から次々と事業を停止。