司法試験受験者は「即戦力」 採用強化の兵庫・宝塚などが熱視線
兵庫県宝塚市と加古川市は、司法試験受験者や受験資格を持つ人を対象にした職員採用枠を設け、募集している。司法試験に合格して弁護士になっていなくても、両市は「法律の専門知識を持っており、行政職に欠かせない人材。即戦力になる」と期待し、熱い視線を送っている。両市の取り組みは全国でも数少ないとみられる。弁護士や裁判官、検察官になるために必要な司法試験の受験資格は、法科大学院修了者か、資格が得られる「予備試験」合格者だったが、2023年から法科大学院在学生にも与えられた。