【漁業】函館で名物のイカとれずブリ大漁…海水温の上昇で漁場が北方にシフト、専門家「漁で狙う魚種の転換支援を」
全国の漁港で水揚げされる水産物の種類に変化が生じている。日本近海の海水温が上昇し、漁場が北方にシフト。温かい海を好むブリが北海道で大漁となったり、西日本が主産地のタチウオが東北でとれるようになったりしている。新たな魚が水揚げされるようになっても漁獲量が安定せず、漁師らが頭を悩ませている。(浜田萌、東北総局白石通信部 吉田一葵)「海、全然違う」
今月9日朝、北海道函館市の木直(きなおし)漁港には小型のブリが次々と水揚げされていた。