【国際】小泉悠氏「ウクライナ反攻、長期化なら不利」「米欧の支援が細るなら、停戦を真剣に考える必要がある」
ウクライナ軍の反攻作戦は現時点で東・南部のロシア軍を分断する目標を達成できず、うまくいっていない。一カ所を集中攻撃すればより進軍できた可能性もあるが、兵力を絞り切れなかったのが原因だ。西側の援助の遅さも影響した。露軍は防衛線を構築し、守りを固めることに成功した。ただ露軍も大きな成果はない。最悪のシナリオは手薄な地点から露軍が大攻勢をかけることだったが、ウクライナの守りが堅く成果はわずかだった。