変幻自在のマルチ組織 業務停止中に新会社作り、事業を継続
悪質なマルチ商法で東京都から9カ月の一部業務停止命令を受けた三つの会社の関係者らが、その期間中に別会社を作って事業を続けていたことが毎日新聞の取材でわかった。強引に会員を勧誘し、高額な入会金を支払わせるなど、手口もほぼ同じだった。変幻自在のマルチ組織に、規制が追いつかない実態が浮かんだ。この3社は、いずれも東京都内にある「President(プレジデント)」と、その関連会社の「Pioneer(パイオニア)」、「Monolith(モノリス)」。