【和歌山首相襲撃事件】漁港の英雄たち、今感じる「恐怖」 「日本のアマルフィ」雑賀崎
産経新聞
海を望む斜面に民家が立ち並ぶ和歌山市雑賀崎(さいかざき)。世界的に有名なイタリアの景勝地にちなんで「日本のアマルフィ」として売り出していたが、地区の名前を一気に全国区にしたのは、漁業でも観光でもない部外者によるテロ事件だった。今年4月15日、選挙の応援演説のため和歌山市の雑賀崎漁港を訪れた岸田文雄首相(66)にパイプ爆弾が投げ込まれ、兵庫県川西市の無職、木村隆二被告(24)=殺人未遂罪などで起訴=が逮捕された。