【歴史】ヤマタノオロチの正体は「鉄資源を握る豪族」!? 「古事記」「日本書紀」に隠された真実とは ★2
■八岐大蛇は鉄資源を握る大富豪?
八岐大蛇(やまたのおろち)といえば、『古事記』や『日本書紀』にも登場する怪物で、8つの頭と8つの尾を持つという奇怪さが特徴的である。もちろん、日本最古級の妖怪といっても過言ではない。悪事を働いたとして高天原(たかまがはら)を追放された素戔嗚尊(すさのおのみこと)が、出雲(葦原中国[あしはらのなかつくに]か)に降り立った後、最初に取り掛かったのが、この大蛇退治なのである。