【東京新聞】「性別確認に相手のパンツの中を見ますか」法整備の一方、増えたデマや中傷 トランスジェンダー区議が抱く危機感
2023年は性的少数者(LGBTQ)を巡る人権課題の解決に向け大きな動きがあった。理解増進法が施行されたほか、性同一性障害特例法の規定について最高裁の違憲判断が出された。その注目度が増す一方で、交流サイト(SNS)などでは関連するデマや誹謗(ひぼう)中傷も過激化する。20年前から東京都世田谷区議を務めるトランスジェンダーの上川あやさん(55)は「根拠のない言説が議会でも語られ始めた。