「滑走路誤進入」過去事例を分析 大半はヒューマンエラーで発生…衝突防いだ最後の砦は「ゴーアラウンド」
2日に羽田空港で発生した、日本航空(JAL)516便と海上保安庁機の衝突事故は、事故原因をめぐって管制記録の公開・検証が始まっている。事故の直接の原因は、同一の滑走路にJAL機と海保機が同時に進入したためと推認され、管制記録の分析と当事者の聞き取りが今後さらに進められるものとみられる。こうした「滑走路誤進入」の過去の記録を調べてみると、ヒューマンエラーによる“ヒヤリハット”の事案が起きていたことが改めて明らかになった。