シャープ 2年連続赤字へ 液晶パネルの需要回復遅れで下方修正
シャープは6日、令和6年3月期の連結業績予想を下方修正し、最終損益が100億円の赤字になるとした。従来は「通期の黒字は最重点目標」として100億円の黒字を見通していたが、パソコンやスマートフォン向けの中小型の液晶パネルの需要回復が予想以上に遅れたことで、一転して2年連続の最終赤字となる。同社は令和4年6月に液晶パネル製造の「堺ディスプレイプロダクト(SDP)」(堺市)を完全子会社化した影響で、5年3月期に2608億円の最終赤字となっていた。