フランスやスウェーデンも出生率低下傾向 日本は「超低出生率」前年の1・26下回る情勢 ★2
厚生労働省が公表した人口動態統計(速報値)では、2023(令和5)年の出生数が大きく落ち込み、6月ごろにまとまる「合計特殊出生率」でも過去最低タイとなった前年の1・26を下回る可能性がある。経済協力開発機構(OECD)の統計によると、21年の加盟国の平均は1・58。加盟する先進国の多くが人口の維持に必要な「2・06~07」を下回っているものの、日本は1・30で、特に人口減少が深刻な「超低出生率」(1・50未満)のグループから抜け出せない状況が続いている。