アマゾン配達員ら16人、残業代求め提訴 「労働者にあたる」
ネット通販大手アマゾンの配達員ら16人が24日、アマゾンの配送を請け負う下請け会社など5社に、計1億1682万円の残業代の支払いを求める裁判を横浜地裁に起こした。原告や代理人弁護士らが会見して明らかにした。配達員の運転手らは、下請け会社と業務委託契約を結んで働く。形式的にはフリーランス(個人事業主)で残業代を請求できないが、アマゾンが提供するアプリで配達する荷物の量やルートを指揮されていることなどを理由に、「労働基準法で守られる労働者にあたり、残業代を請求できる」と訴えている。