【青森】きっかけは犯行前日に見たAV…ADHDの男性「自分を押さえられないことがある」 満員電車で16歳の女子高校生に痴漢
夏も本番間近の2024年6月10日。太陽が見えない曇り空で蒸したような暑さを感じるなか、青森地方裁判所の第1号法廷で開かれた裁判は、気付くと予定よりも30分以上、審理が引き延ばされていた。証言台では弁護士の問に対して、被告の男がぼそぼそとつぶやいている。「嫌がっているのは分かっていたが、自分の意思の弱さから、興奮しちゃってました…」黒に青色のラインの入ったジャージを身にまとい、眼鏡とマスクを着用して入廷してきた中肉中背の男は、終始、小さくうずくまるような猫背だった。