生活保護受給者の“ストーブ買い替え費用”めぐる訴訟、原告「暖房ないと凍死する」
故障したストーブの買い替え費用を生活保護受給者に臨時支給しないのは違法だとして、札幌市の50代男性が市を相手取り、支給却下決定の取り消しを求めている訴訟で、控訴審の口頭弁論が13日、札幌高裁であった。男性が本人尋問で「暖房がなければ健康が失われ、場合によっては凍死してしまう」と訴え、結審した。原告側の請求を退けた一審・札幌地裁判決などによると、男性は心筋梗塞(こうそく)や心不全などを患い、2013年から生活保護を受給している。