【岸田首相】得意の外交で成果アピールも政権浮揚見通せず
岸田文雄首相は15日夜(日本時間16日未明)、イタリア、スイスでの一連の外交日程を終え、政府専用機でスイス・チューリヒ国際空港を出発し帰国の途に就いた。自民党政治資金パーティー裏金事件の影響で支持率低迷が続く中、得意の外交での成果アピールを狙うが、政権浮揚につながるかどうかは見通せない。首相はイタリアで開かれた先進7カ国首脳会議(G7プーリアサミット)で、中国の威圧的行動や過剰生産、北朝鮮の核・ミサイル開発への対処でG7の連携を呼びかけた。