【野党の追及】政治家の「パワハラ」は「ブラック霞が関」を強化する 追及パフォーマンスの副作用とは
6月11日に放送された「クローズアップ現代」のタイトルは、「悲鳴をあげる“官僚”たち 日本の中枢で今なにが?」。霞が関の官僚たちのブラックすぎる労働環境についてのレポートを見て、そのキツさに衝撃を受けた方もいれば、「まだこんな状態なのか」とあきれた方もいることだろう。番組に出演していた元厚生労働省官僚の千正康裕(せんしょうやすひろ)さんが、官僚たちの置かれた苛酷すぎる状況を詳述した著書『ブラック霞が関』を発表したのは2020年のこと。