記者が歩いた1年半ぶりのポーランドは、戦争が日常に組み込まれていた…迷彩に染められた「岸壁の母」たち
ロシアのウクライナ侵攻から2年半近くたつ。昨年2月に続き、記者は先月、避難民を受け入れているポーランドを訪れた。来年、太平洋戦争の終戦から80年を迎えるのを前に、戦争とは一体何か、肌感覚で知りたいと考えたからだ。ポーランドの日常は急場をしのぐ支援から、戦争が組み込まれた生活に変わっていた。(木原育子、写真も)◆ユダヤ人迫害の痕跡が残る街で
ポーランド第2の都市、クラクフから東へ約70キロのタルヌフ市。