超売り手市場の高卒採用、ミスマッチで早期離職も 一人一社制、非正規雇用に流れる懸念
少子高齢化や人手不足の影響で、高校生の採用が「超売り手市場」になっている。今年3月卒業の高校生の求人倍率は前年比0・49ポイント上昇の3・98倍で調査開始以来過去最高を記録。来年春卒業の高校生も多くが9月から応募が始まることから企業の採用活動が活発化しており、厚生労働省は「売り手市場が続く」とみる。ただ高校生の就職活動は学校を通じて単願で応募する「一人一社制」のルールが根強く、ミスマッチによる早期離職も問題になっている。