北方四島への墓参が今年もかなわず 旧島民と家族の思いは 「洋上慰霊」にロシア船が併走し…同行記者ルポ
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2024年9月15日 06時00分
<北方四島「洋上慰霊」に同行して>
ロシアに不法占拠されている北方四島周辺の海上で、旧島民が船上から先祖を弔う洋上慰霊が8月から行われている。ロシアによる2022年2月のウクライナ侵攻で日露関係は戦後最悪の状況。ソ連時代から行われてきた旧島民の墓参など、ビザなしでの交流事業の再開が困難な中で、代替策として北海道と旧島民らでつくる「千島歯舞諸島居住者連盟」(千島連盟=札幌市)、「北方領土問題対策協会」(東京)が2022年夏から実施している。