【米大統領選】家賃、住宅高騰が直撃 立ち退き社会問題に―対策、重要争点に
米国の住宅価格や家賃が過去最高値圏にとどまり、中低所得層を直撃している。家賃が払えずに立ち退きを迫られるケースが増え、社会問題化。11月の大統領選では、住宅対策が重要な争点に浮上している。◇物件、高級志向に
「大家が物件の高級化を図って家賃を上げ、払えなければ立ち退き訴訟を起こしている」。首都ワシントンに隣接する東部メリーランド州モンゴメリー郡の賃借人支援団体「モンゴメリー郡賃借人同盟」のマット・ロサクさんは、低所得者や高齢者の賃借人の苦境に危機感を募らせる。